BUFFALO WING




0時、近所でバッファローウィングを山のように & コーラ。

どれもたぶんおいしかった。
でももう味を覚えていません。


深夜になって
私達の人生はお互い、私達の人生の一部、
私が不幸せなら君のパーフェクトなしあわせもあり得ない、のだと話し合う。
そんなことわかってる。

そんな相手にさえも、
私に起きたこの何日かのことや、
この約1年で初めて持った想い、
本当のこと言えないのが情けなかった。
 
朝方になって君が言った、
カリフォルニアのホワイトサンズ、白と青の世界の話。
何度聞いても名前を覚えられなかった、ラスベガス近く、砂漠の中でのパーティーのエキサイトな話。
まもなく行くモロッコとサハラ砂漠の話。

どこの砂漠が好みだったか?なんて話せる人はそうはいないのに、今の私にはどれも美しい想像ができず、ホワイトサンズを説明できない君の言葉足らずな話は、腑に落ちることなく、浮いている。

君は自分の会社のためにも使える「自分の言葉」を増やすべきだし、その体験はきっとみんなの憧れになる。
私は想像力とそれを形にする度胸を身につけて夢を見るべきだね。

私が「このままでは満足には程遠いよね。」と言うと、
「おなかがいっぱいならそれで満足だ」、と君は言う。

「これはフーターズで食べたのとよく似ているね」、と2本指の手袋を外しながら笑って話を昔話にすり替えた。 

バカにしあいながらも、ずっと涙目の本当のその理由を訊かないでいてくれる君は、
いつからか私よりずっと、
うわてになったんだ。

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