something BEATLES




定休日の前夜。
今夜は、BEATLES FOR SALE。 
まったくBEATLESに詳しくないけど、いいの、それで。
音楽は学習よりVIBESなんで。ってヨーコも言ってたし。

ダイスキな友達が急な誘いに付き合ってくれて、夜中にビートルズを、集まって聴く。
まるで中学生のような夜です。

深夜、店に戻ってほかの曲を聴きながら思い出したのは、
10歳、小3のある日のコト。

教室で隣の席だったE君は画家の息子で、ファッションもヘアスタイルも風変りで凶暴な男の子でした。
小泉今日子と中森明菜全盛の時代に、いつもBEATLESを歌っていて、
漢字書き取りのノートに「HELP」の歌詞を英語で書いてくるような、かなり浮いている存在。

E君、その日は机の上に鉛筆を置いては落とし、芯を折っては、立派なナイフを取り出して削り、を何度も繰り返していて、
鉛筆に飽きたころ、突然私のおなか、胃のあたりをグーで殴ったのでした。
その時に「All My Loving」を歌っていたのです。
いつも聴かされてきた歌のひとつ。
こう書いてしまうとホラーですけど、そんなに驚かなった。
息が出来ないだけで。

その後、E君は謝るでもなく、今に至るわけです。
男の子はずっとアンバランスなものなのかもしれませんね、大人になれば、いろいろ身に着けて、隠してはいても、環境や境遇に耐え難くなることがあるのかもしれません。 
謝らなくても、なんか無理だった、とか、器から溢れた、とか言えばわかるのに。
その表現が女性と男性の音楽の違いなのかな。
芸術でも男子のアンバランスさが生む悲哀に、女子は敵わないのですねえ。

殴られる、より、無かったことにされた、
こちらはそれに傷つけられているのだけどなあ。
 
まあ、思い出も、まだ思い出にはならないこともありますが、
人生には音楽がつきもの。
今夜の、この古い、'録音された'初期盤であっても、
今私の下手なピアノで弾く「Oh!Darling」であっても =LIVE なのです。




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