赤いモレスキンの女


GWの予定が今に。とうとう読むことができた
アントワーヌ・ローラン「赤いモレスキンの女」。

前作「ミッテランの帽子」についてはここで以前書きましたが、素晴らしく大好きな物語でした。
80年代のパリを今起きていることのように書かれた大人のおとぎ話。


ミッテラン(若者は知らないかもだけどフランスの大統領ね)の帽子にしろ、
今回はモレスキン(こちらは手帳の超有名メイカーね)にしろ、
「モノ」から始まるおとなのラブ・ストーリー。


今作は現代のパリに舞台は代わり、にもかかわらず男女のつながりはこうであってほしい!!っていう
今本当に欠けてしまった、現代のおとなのおとぎ話。

これから読む方のために詳細はカツアイしますが、
「人は起こらなかったことについて、ノスタルジーを感じることができるのだろうか?」という主人公ローラン(男性)の自問に、
おとなの恋ってこういうわけわかんなく複雑にしてしまうよね、と想像力のかわいさと切なさを感じるのであります。
いいな〜恋。

自分の気持ちだけではもう動けない。
でも悪いことが進むときって
「そっちがそうなら」ってなってしまうものじゃない?
良いことが進むときもきっとそう
相互しているもの。

あ〜よかった。
もう1回読みたい!!

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